開腹手術(腹腔鏡手術)による治療法

開腹手術(腹腔鏡手術)による治療法

日本で長年認可されている治療法で、一番子宮腺筋症の手術を改善すると
言われているのが、開腹手術による治療法です。


前にも少し述べた通り、腫れあがった筋層をある程度取って、症状を改善する
というものです。

勿論、子宮全摘出という方法もありますが、ここでは考えないことにしましょう。

薬物療法がイヤだという方や、近い将来妊娠を考えていらっしゃる方がいたら、
そのほかの方法(RnGHアナログ、低用量ピルによる治療法など)では妊娠できないので、
間違いなくこの方法を取ったほうがいいと思われます。

ただし、手術ですから、術後の経過というものを踏まえなくてはなりません。
最低1週間は入院し、傷口の回復を待つ必要があります。

そして、どの手術でも、一番怖いのは、癒着です。
残念ながら、癒着の可能性がない手術は存在しません。
どんなに万全を期しても、個人の体質により、癒着しやすい人もいるようです。

また、癒着は、不妊症の大きな原因にもなります。

勿論、逆に言えばどの手術にもこういう怖さは必ずある、子宮腺筋症の時だけ特別に
起こることではないので、お勧めはできると確信しています。

手術に時間をかけるタイミング、生理のタイミング、そして、ご家族の判断と総合して
検討してみましょう。

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