漢方や鍼灸による治療法
多くの女性が西洋的な薬物療法を嫌う傾向にあり、その点において、
漢方での対処は妥当だと言えるでしょう。
漢方の世界でも、現在は積極的に婦人科系の病気への効果が研究されて
いるようです。
そして、極度に重くなった症状でなければ、ある程度の症状緩和が
認められます。
漢方は、元々西洋医学の概念では薬物というカテゴリではなく、
あくまで天然成分での治療になります。
ですから、一番いいのは体への負担が少なく、副作用も出にくい
ということです。
また、症状の捉え方が西洋医学とは少し違います。
例えば、漢方では、生理痛がひどい場合、その痛みを鎮静化させるというよりは、
痛みの原因となる血のめぐりの悪さを改善したり、腹部をあたためるように
施したりします。
よく唐辛子は発汗作用を促進し、代謝を高めると言いますが、その原理と
同じだと思って差し支えないでしょう。
そして、症状に合わせて何十種類もの薬草を組み合わせて処方できるので、
より細かいニーズに応えられるとも言えます。
勿論、処方の量の調節も細かいところまで可能です。
東洋医学での関連付けで、局所的な痛みに鍼灸を添えることもあります。
体にはツボと呼ばれるポイントが300か所以上もあり、その多くは古くから
効果があったものを中心に残されてきました。
ツボを刺激することにより、ホルモンや血流そのものに直接働きかけるので、
当然副作用はありません。
西洋医学とは違った視点での治療法は、その効果が未知数なだけに受診してみる
価値はあると思います。
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