低用量ピルによる治療方法

低用量ピルによる治療方法

低用量ピルでの治療と漢方による治療は、言ってみれば子宮腺筋症の
一番最初に行われる治療法です。


低用量ピルは、いわゆる「避妊薬」として一般的に使われているピルを
使うことが多いです。

ピルには、実際にはホルモン分泌を止めているのに、ホルモンが分泌
されているという錯覚を起こさせる作用があります。

だから、偽のホルモン分泌で少量の出血があっても、実際には子宮収縮の
運動は止まっているので、子宮肥大化による月経過多や激しい月経痛が
なくなるのです。

医者は、より体に対するリスクが高い、技術的にも高度な治療法を始める前に、
まず様子見でこのピルによる治療法を提案することが多いようですね。

そして裏話があります。

低用量ピルよりも中用量ピルの方が効果が表れやすいという患者さんも
中にはいるのですが、不思議なことに、低用量ピルは保険適用外で
3,000円近くするのに、中用量ピルは保険適用内治療と見なされるので、
なぜか700円程度しかかかりません。

だからといって、誰にでも中用量ピルを勧めるわけではないので、
誤解のないようにしてください。

この方法は、脳がホルモン分泌を錯覚している時のみ症状を緩和させます。

逆に言えば、ピル服用をやめてしまったら、症状は完全に元に戻って
しまうのです。

ですから、あくまで自分に合った本格的な治療法を見つける前まで、
一時的に症状を和らげるという方法で使用するのが良いでしょう。

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