UAE(動脈塞栓術)〜その2〜

UAE(動脈塞栓術)〜その2〜

UAE(動脈塞栓術)による子宮腺筋症の治療は、日本では2000年に入ってから
徐々に広がっていっている治療法であり、大学病院などで簡単に施術を受けられる
段階ではないようです。

ほかの治療法なら可能という一般病院とは違い、UAEの場合はそれ専門のクリニックを設け、
UAE治療のみに専念しているところが主体となっています。

勿論、一般病院の中でも探すことは不可能ではないですが、専門医が少ないということで、
地域によっては施術を受けることが難しいと思われます。

ですがメリットは多く、まず手術によって切開することがないので、体に残るものは
大腿の注射針の痕(カテーテルを通すため)だけになります。

このことで、体への負担が少ないことは簡単に想像できるでしょう。

そして、施術後は極端に出血が減ることが見込まれます。
出血量が減るということは、子宮膨張がそれだけなくなる、ということにもなりますよね。

このため、激痛もかなり緩和されます。

この方法ではディメリットは少ないように思われますが、費用面での負担は大きいです。
UAEという方法に、健康保険は適用されません。
そのため、最低でも50万円の出費を覚悟しなければならないでしょう。

また、全く副作用が出ないわけではなく、施術時は大抵の患者さんに下腹部痛が見られ、
術後も吐き気や腹痛に見舞われる方もいるようです。

稀なケースではありますが、無月経なり、そのまま閉経に至る方もいるようなので、
自分の体にかかるリスクをよく把握してからUAEという方法について考えてみてください。

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