治療前の健康管理について

治療前の健康管理について

子宮腺筋症は病の一つですが、治療に当たって、少しでも治療効果促進のために
予め健康状態を良く保っておく必要があります。

特に手術によって起こり得る合併症や副作用は深刻です。
ここでの健康管理が後の治療に差が出てくるポイントなので注意しましょう。

まず、何よりも血行不良ではいけません。
子宮肥大により月経過多になり、当然ながら貧血状態になりやすくなります。

もし、貧血症状が出たら、速やかに造血剤を摂るようにしましょう。

また、体重のコントロールも怠らないことが必要です。
特に肥満傾向は、血行不良の元となり、特に手術による治療の時にリスクが
大きくなります。

そのことにより、縫合不整合、静脈血栓、術後感染症などが起こる可能性が
大きくなってしまうのです。

もうひとつ大事なポイントがあります。
それは、呼吸機能の調整です。

呼吸機能がうまくいっているかどうかも、特に手術による治療で明暗を
分ける要因となります。
一番恐れられるのは、呼吸不全に陥ることです。

そして、呼吸不全を起こす原因になり得るものは、喫煙や気管支炎、
気管支喘息などです。

喫煙される方はできるだけ早く禁煙方向にシフトし、また喘息の持病がある人は、
処置前にきちんと検査を受けておきましょう。

そのほか、腺筋症の治療に集中できる状態にするためには、日頃からの
健康管理全般がカギとなってきます。

ほかに病気のある人は、その病気を治すことを心がけ、体に少しでも違和感の
あるところがあれば、杞憂に終わる可能性があっても、医療機関受診をして、
健康になるように心がけましょう。

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