ミレーナについて
ここでは、ここ数年内に日本に入ってきた、子宮腺筋症の最新治療法「ミレーナ」を
簡単に紹介します。
ミレーナは、黄体ホルモンをつけた避妊リングのシステムのことです。
元々はリング本来の役目である避妊のやり方として開発されたのですが、後々それが
子宮腺筋症治療に大いに効果があることがわかり、アメリカなどではあっという間に
普及しました。
日本に入ってきたのは、恐らくここ2,3年以内のことでしょう。
それまで日本には、子宮腺筋症の治療として「薬物療法」と「手術」という方法しか
ありませんでした。
手術が体を傷つけるのは言うまでもないことですが、薬物もはっきり言ってしまえば
体に「毒」です。
また、副作用も覚悟しなければならないでしょう。
ミレーナは体の一部を傷つけることもなく、薬による副作用もない、まさに
「もっとも体にやさしい」治療法なのです。
ミレーナはまた、黄体ホルモンの働きかけで肥大化した筋層を元に戻す働きがあります。
このミレーナが登場するまで、子宮腺筋症による子宮の肥大化を収縮させる手段は
ありませんでした。
ですから、ミレーナという方法の出現は、イコール夢のような治療法が登場した、
と言うに等しいでしょう。
子宮腺筋症は「完治できない」病気から、「完治できる」病気へ進化を遂げることが
できたのです。
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