ミレーナの副作用
ミレーナは子宮腺筋症の最新治療として注目を浴びていますが、当然欠点も
あります。
どの治療法もしくは医療にも言えることですが、完璧な治療法というのは
ないに等しいのです。
皆さんは、自分が受けるべき治療法を見つける過程で、それぞれのメリット
だけでなく、ディメリットも考慮しなければならないと思います。
ミレーナの最大の欠点は、いうまでもなく妊娠できないことです。
子宮の治療のためには、子宮を妊娠という仕事に従事させるか、
治療ということに従事させるかの二者択一になってしまうのですね。
また、ミレーナを挿入して数ヶ月間は、不正出血に悩まされることも
あると思います。
不正出血は、量が多くても周期的に来る生理と比べたらやっかいでしょう。
いずれ完全に出血しなくなるのですが、子宮内では新しいシステムが導入され、
バタバタしています。
「子宮が新しい環境に慣れていない」と考えれば一番いいのだと思います。
人間も新しい環境では不慣れで要領を得ないことも多々ありますが、
子宮内でも異物に適応するために、あれこれ無理が起こっています。
気長に副作用とつきあう、そしてその後は安定した生活が待っている、という
ミレーナに対する信頼が、何より苦痛を和らげるのかもしれません。
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