ミレーナと妊娠

ミレーナは元を正せば避妊リングですので、当然ながらミレーナ挿入中は妊娠が
できないことになってしまいます。

これはある意味、女性にとっては悲しい現状ですよね。

月経痛を取りながら妊娠できることが希望であることは言うまでもないことです。

では、妊娠希望の場合、本当に痛みやつらさに耐えながら生活しなければ
ならないのでしょうか？

答えは、「No！」です。

子宮腺筋症は子宮の肥大化が進んでいなければ、それによる苦しみも出現しません。

ならば、そのような状況にしてあげれば良いのです。
具体的に言えば、妊娠希望時まではミレーナを使用して大丈夫。
そして、妊娠を希望した時点で一度リングを外し、手術という方法を取ればいいのです。

筋層の手術はミレーナ浸透以前では最も確実に症状を取り除く手段でもありましたし、
当然ピルを服用しながら妊娠もできないわけですから、このような手段がまず
考えられるのです。

手術に対するリスクなどは医師ときちんと相談しましょう。
解決策は、必ずあります。

女性だから、妊娠したいと願うのは当然です。

けれど、そういう女性にミレーナが全く邪魔になることにはなりません。

妊娠出産を経験した女性にもミレーナを挿入している方は沢山いらっしゃいます。

むしろ有効に使えば、ミレーナは100％女性の味方と呼ぶことができるのです。

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