FUS(集束超音波治療)〜その1〜

FUS(集束超音波治療)〜その1〜

FUSとは、日本語では集束超音波治療といい、文字通り超音波による治療法のことを
いいます。

この方法もまた、2000年代に日本に入ってきて行われるようになった最新技術の一つで、
メスを使わず子宮に直接治療の手を加えることができるので、徐々に需要が高まって
きています。

FUSでは、寝台式の治療台に乗り、無数の超音波発信元から一箇所に超音波を集約させて
熱に変換し、その熱で筋層表面を焼いていきます。

筋層を焼くときには子宮に造影剤を使って、MRI画像を通じて画面を見ながらの
治療になります。

この治療法は、細かい作業を繰り返していく(=超音波の集約を何度も繰り返し、
場所をずらしながら治療していく)ことになるので、健全な、治療不要な筋層まで
巻き込むことがない
のが大きな特徴です。

ただ、超音波を集約させていくステップを大体100回繰り返さないと、処置すべき
全ての箇所までカバーできないことが大半で、一回の治療で6時間近くはかかるとみて
いいでしょう。

丸一日がかりでの処置になることを心に留めておいてください。

施術後は、疲れを取るために30分〜1時間ほど横になってから帰宅可能です。
多忙で治療にあまり時間をかけられない人には大変好都合な面がある治療法と
いえるでしょう。

スポンサードリンク