なぜ子宮腺筋症になるのか?

なぜ子宮腺筋症になるのか?

なぜ子宮腺筋症になるのか、それは今のところ明確な原因は不明なのですが、
考えられることはあります。

女性が初めての生理(初潮)を迎えてから成人するまでの間、体の中では
新しく生理のリズムを作るためにあれこれ試行錯誤が行われています。

この為、子宮の状態は常に不安定で、過短月経や生理痛なども起こりやすく
なります。

そして、その人の体質に見合った生理のシステムが構築され、成人過ぎると
生理のリズムが安定していくわけですが、20代後半になると、今度は、
言ってみれば「子宮の疲労」が始まっていくのです。

現代女性は出産年齢が遅くなり、出産する回数が減り、更に妊娠しないという
選択肢を取る人もいます。

そうすると、子宮は常に生理のために働き続けなくてはならないですよね?

そう、妊娠期間は出血が収まるので、子宮内で生理を起こすシステムが
休止されます。
子宮にも長期休暇があるわけです。

その休暇がないことで、子宮が稼働し続け、その疲労が過労となり、
子宮のシステムがもろくなりがちになり、病気になってしまうのです。

人間が過労状態になると体調を崩しやすくなることと、全く一緒ですね。
これはまさに、今という時代ならではのことだと思います。

このように、単純にその人の体質により、子宮腺筋症になりやすい、という
だけでなく、今の時代を反映した個人の生き方もまた原因となりえるのです。

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