子宮腺筋症の主な治療方法
子宮腺筋症は完治する病気ではないのですが、症状緩和のための治療法は
いくつかあります。
その代表的な方法を挙げていきましょう。
まず、低用量ピルでのホルモン誘導方法。
これは、いわゆる避妊を前提に処方される低用量ピル及び、
中用量ピルでホルモンバランスを誘導する、という方法です。
この方法は、短期的に痛みを取りたい場合に使われます。
長くても半年の使用が限度と呼べるでしょう。
次に、「RnGHアナログ」という、黄体ホルモン注射による治療法。
これは、最低半年間黄体ホルモンの注射を受け、人工的に閉経時の状態に
持っていく方法です。
このことにより子宮が一度本当の閉経と同じ状況になり、症状が全く
出なくなります。
ただし、人為的にスピーディに閉経時を起こすのですから、それに伴い、
更年期障害などの副作用が見込まれます。
次に、手術という方法があります。
この場合は、腫れている子宮筋層を大まかに切除するという方法と、
今後妊娠を望まない人には適している、子宮全摘出手術という方法が
あります。
そのほか、最新医療として注目されている、「ミレーナ」という方法が
ありますが、後述することにしましょう。
何はともあれ、子宮腺筋症は、いくら完治しない病気とはいえ、
対応の仕方次第で、全く症状に惑わされることなく生活できるように
なる病気でもあります。
情報を収集し、自分に合った治療法を見つけていきましょう!
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